【英語記事翻訳】『ゼニカル』はあなたにぴったりですか?

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https://www.choice.com.au/health-and-body/diet-and-fitness/weight-loss/articles/xenical

今回は、ゼニカルについて英語で書かれている記事を翻訳しました。

医学博士である、 Karina Brayが書いた記事です。

 

『ゼニカル』はあなたにぴったりですか?

 

オーストラリアでゼニカル(Xenical)として販売されているオルリスタット(Orristat)は、体重超過および肥満の治療薬として販売促進されている薬剤です。胃や腸に作用し、摂取する脂肪の30%の吸収を防ぐことによってダイエットを助けます。しかし、ゼニカルは肥満に対する特効薬ではなく、薬局での店頭販売が懸念されています。

『ゼニカル』はどのように作用しますか?

ゼニカルは、減脂肪食や運動プログラムの併用により減量を助けます。そして、脂肪質食物摂取時には通常、1日3度の食事毎に1カプセルを摂ります。(脂肪ゼロの食事ではない場合)。1日に食べる脂肪は各食事で12g未満に制限し、1日あたり40gを超えないようにする必要があります。脂肪の多い食事は、不快な副作用を招く恐れがあります。

臨床試験では、ゼニカルを1日3回服用した参加者は、最初の月に平均4.8kg減、3ヶ月で7.2kgまで減りました。 1年後、平均減量は元の体重の10%でした。4年以上の長期間に渡る試験では、ゼニカルグループは5.8kg、プラセボグループは3kgの体重減少がみられ、4人に1人が体重の10%かそれ以上減りました。

ゼニカルの危険性と副作用

摂取するすべての脂肪を吸収するわけではないので、一般的に下記の胃腸障害があります。

●油性排便

●頻繁な排便および鼓腸(腹部の張り)

●下痢

●腹痛

ゼニカルは吸収する脂溶性ビタミンやベータカロチンの量にも影響を及ぼしますので、ゼニカル服用の少なくとも2時間以内か2時間後までビタミンサプリメントが必要になることがあります。

誰がゼニカルを使用できますか?

下記の条件に適う方:

●BMI(体格指数)30以上

●BMI(体格指数)27以上で、糖尿病や高血圧のような他の症状がある場合

ゼニカルは18歳未満と74歳以上の大人にはお勧めできません。

入手方法

ゼニカルは薬局で購入できます。処方箋は必要ありませんが、薬剤師は適性を評価することになっています。

チェック項目:

 

  • 体重、身長、BMI

 

  • 健康状態(糖尿病、高血圧、骨粗鬆症などの有無)

●年齢

●超過重要因(遺伝の有無、健康状態、治療を含む)

ゼニカルが処方される場合、薬剤師は必要な投薬量、副作用、生活習慣の変更(食事制限、運動等)についてのカウンセリングを行うべきです。

しかし、ゼニカルを入手する前に医師の診察を受けることをお勧めします。新しい薬を試す前に完全な調査をするのは賢明なことです。主治医はあなたの問題に対処し最も安全な方法を決めるのを助け、アドバイスする最適な人物です。

ゼニカルの費用はいくらですか?

約13,000円(120ドル)1か月分

処方箋なしに利用できる問題点は何ですか。

もともとオーストラリアで発売されたとき、ゼニカルはスケジュール4(S4、「処方箋のみ」)の薬でした。しかし、2003年10月にはスケジュール3(S3、「薬剤師のみ」)のステータスが付与され、処方箋を必要としなくなりました。

ゼニカルは、肥満者や肥満関連の健康問題を抱えた人々を助ける重要な位置にあります。しかし、懸念されるのは、ゼニカルを摂取するべきではない人々が容易に手に入れられることをS3が意味することです。

CHOICE覆面ショップ

理論的には、ゼニカルを提供する際には、薬剤師が従うべきガイドラインがあります。これには、BMIと腰囲、健康状態と年齢、投薬量、薬物相互作用、副作用、アドバイスされたライフスタイルの変更(食事や運動を含む)などの点に関するカウンセリングが含まれます。

シドニー首都圏の30の異なる薬局に覆面消費者を送って、2006年12月の4日間に渡って、それぞれにゼニカルを購入するように頼みました。

覆面消費者

年齢:若く見える19歳の少女

身長:168cm

体重:70kg

BMI:24.8

ダイエット:肉、果物、野菜の健康的な食事。テイクアウト食品はほとんど食べない。

エクササイズ:週に3〜4時間ウオーキング、定期的に水泳。

職業:学生、スイミングセンターのライフガードとしてアルバイト。

健康:肥満の合併症(糖尿病、高血圧など)無し。

ゼニカル適合性:適切ではない。オーストラリア薬剤師会(PSA)ガイドラインによる。

結果

覆面消費者は、訪問した30の薬局のうち24(80%)でゼニカルを購入しました。これは、多くの薬剤師がPSAガイドラインに従わず、不適切に薬剤を販売していたことを示しています。

以下詳細:

 

  • 薬局の3分の1以下が、身長と体重を測定または尋ねました。これらはBMIを計算するために必要であり、ゼニカルの供給前に考慮する必要があります。

 

  • 彼女のBMIは、9店の薬局で計算しました(これらのうちの1つでは、自分自身で計算する必要がありました)。これらの薬局のうちの3店は彼女にゼニカルを販売しました。

 

  • 2店は彼女のBMIを25と正確に計算しましたが、彼女にゼニカルを販売しました。 3店目は誤ってBMIを27と計算し(彼女が申告した身長と体重の測定値を使用して)、薬を販売しました。

 

  • 誰も彼女の腰囲を測定せず、尋ねませんでした。

 

  • 誰も覆面消費者の年齢を確認せず(子供に関するゼニカルの安全性や有効性は確立されておらず、18歳未満の小児または青少年には推奨されてはいないが)

 

  • いくつかの薬局は、この覆面消費者がゼニカルを必要ではないとコメントしましたが、それにも関わらず彼女に販売しました。

 

彼女にゼニカルを販売した24の薬局では:

 

  • 8店ではその製品の使用方法の指示を与えず、16店の説明は簡単なものでした。

 

  • 唯一13店は、彼女に薬の服用時の食事や運動に関するカウンセリングやアドバイスをしました。

 

  • ゼニカルの副作用に関しては、16店の薬局で言及されました。

 

 

 

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